初任者研修「研究授業」 2年算数

初任者の指導力を向上させるために、教育委員会と所属学校が連携して、1年間かけて行う研修を「初任者研修」といいます。

 

これまで、簡易版の授業シナリオを作成して行う「公開授業」を数回行ってきました。

 

今回は、1つの単元全体の目的を明確にし、授業の計画を綿密に練った「学習指導案」と呼ばれる詳細な計画書を作成し、多くの先生方に見てもらいます。授業後には「研究協議会」と呼ばれる反省会を行い、授業について検証します。

 

これまでの公開授業で出されていた課題は「タイムマネジメント」

子どもたちの予想外の反応に時間をとられ、最後までいかないことがありました。今回はこれまでの反省を生かし、板書を視写する時間を短縮するために、ノートサイズに切ったプリントを事前に準備し、ノートに貼らせて時間を短縮するなどの工夫がなされていました。

 

また、タブレットを積極的に活用し、大量の10円玉が無くても、画面上のタッチで10円玉を動かせる工夫をし、わかりやすい指導を心がけていました。子どもたちも、先生のために一生懸命考え、ノートをとり、記録し、発表していました。

 

この日のために、初任者指導の先生や、多くの先輩の先生方に意見をもらいながら今回の指導案を作成したそうです。たいへん研究熱心です。

 

研究協議会では、言葉の使い方や身の振る舞い、表情など、子どもたちが安心して接することができる良い資質をたくさんもっている先生だと再認識できました。

 

今回の授業で良い所がたくさんありました。いくつかの課題もありました。

子どもたちの学力の向上を図るためにも、初任者研修は大変ですが、課題を一つ一つ解決し、より良い授業が行えるよう、これからも学校全体で支えてまいります。

 

まずは第1回研究授業の終了、お疲れさまでした。

  • 2024年06月18日 17:00

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